ハードウェアヘルスセンサー (SNMP)
温度、ファン速度、電源ステータス、電圧レベルなどの物理ハードウェアセンサーをSNMP経由で監視します。ハードウェアの問題をプロアクティブに検出し、システムの健全性傾向を長期的に追跡できます。
概要
ハードウェアヘルスセンサー(SNMP)は、ENTITY-SENSOR-MIB経由で公開される物理監視コンポーネントからデータを読み取ります。ハードウェアのパフォーマンスと信頼性をリアルタイムで可視化することで、管理者は過熱、ファンの故障、不安定な電源状態といった問題を、システムのダウンタイムにつながる前に特定できます。
このセンサーは、オンボード環境センサーを搭載したサーバー、スイッチ、その他のネットワークアプライアンスの監視に特に役立ちます。
要件
- 監視対象デバイスはENTITY-SENSOR-MIBを実装している必要があります。
- デバイスでSNMPが有効になっている必要があります。
- 有効なSNMP認証情報(コミュニティ文字列またはSNMPv3認証情報)が必要です。
オプション
- SNMP認証情報 — デバイスに適切なSNMPプロフィール (v1、v2c、または v3) を指定できます。
- ポーリング間隔 — センサーデータの収集頻度を指定できます (デフォルトはデバイスプロフィールに準じます)。
取集できるメトリック
センサーは、SNMP経由で公開されるすべてのハードウェア情報を自動的に取得します。取得される情報には以下が含まれます:
- 温度センサー (例: CPU、シャーシ、電源)
- ファン速度 (RPM)
- 電圧レベル
- 電源の状態と健全性
- その他の環境情報 (ENTITY-SENSOR-MIBの内容に準じます)
収集された値は自動的に分類され、ハードウェア健全性サマリに表示されるため、異常状態を迅速に特定できます。
アラート
デフォルトでは、センサーは以下の場合にアラートが発生します:
- 監視対象のハードウェアコンポーネントが障害またはクリティカルステータスになった場合。
- 測定値がデバイスのMIBまたはカスタムアラートルールで定義されたしきい値を超えた場合。
管理者は、運用ニーズに応じてアラートの条件、重要度、対応アクションをカスタマイズできます
レポートとトレンドデータ
収集されたすべての値はトレンドデータベースに保存され、トレンドビューア を通じて長期的な可視化とレポート作成が可能になります。
レポートには以下が含まれます:
- コンポーネントごとの温度傾向
- ファン速度の変動
- 電力と電圧の安定性レポート
- センサーの可用性と障害統計
これらの情報は、徐々に劣化していく様子を検知し、潜在的なハードウェア障害を予測するのに役立ちます。
ユースケース
- サーバールームのハードウェアを監視し、過熱の初期兆候を検出する。
- ブレードシャーシまたはネットワークスイッチ全体のファンの劣化状況を追跡する。
- ルーターおよびUPSデバイスへの安定した電力供給と電圧安定性を確保する。
- 予測保守のための環境ベースラインを確立する。
関連
- Cisco ハードウェアの正常性 (SNMP) — Ciscoデバイス向け監視パック
- Generic UPS (SNMP) — 無停電電源装置 (UPS) 向け監視パック