NetCrunch 16では、Proxmox VEの監視を他の仮想環境と同等レベルでサポートします。
Proxmoxのホスト、仮想マシン、コンテナ、ストレージ、クラスタの状態を一か所から監視できます。
NetCrunchはProxmox VEクラスタを自動的に検出、そのリソースを発見し、構造化されたビューで提示するため、ホストの負荷、VMの状態、仮想環境全体の状態を素早く確認できます。


Windows DHCPセンサーは、DHCPサーバーの状態やスコープの使用状況、利用可能なIPアドレスや使用率を監視します。
デフォルトでは、DHCPスコープの利用可能なIPアドレスが枯渇に近づいた場合や、リースが拒否された際にアラートを発報します。これは、IPアドレスの競合が発生している可能性を示します。
Merakiクラウドの監視を行うことで、Meraki組織内のデバイスやネットワークを一括で表示することが可能となります。1つのセンサーで、組織全体をカバーし、ネットワークやデバイスを自動的に検出し、カウンタのインスタンスとして表示します。

The Webトランザクション監視 では、実際のブラウザ操作を記録・再生することで、WebサイトやWebアプリケーションが期待通りに動作しているかどうかを確認します。
ログイン、ページの表示、フォームの提出、結果の確認などのユーザーフローを記録し、定期的な監視として実行できます。これにより、単純なHTTP監視では見つからない問題を検出できます。
トランザクションでは、ページ上に期待されるテキストや画像が表示されているかどうかを検証できます。また、Shadow DOMを使用する最新のWebアプリケーションにも対応しており、モバイル向けのページレイアウトをシミュレートして、小さな画面でのサイトの動作を確認することができます。

NetCrunch 16ではイベントデータベースをPostgreSQL 18.xに移行し、イベントとアラート履歴の管理基盤がより高速でスケーラブルかつ信頼性の高いものになりました。
アップグレード後、以前のイベントデータベースからの移行はバックグラウンドで自動的に実行されます。この処理中、古いイベントデータは一時的に利用できない場合がありますが、新しいイベントの処理は継続して行われます。
新しいデータベースでは、大量のイベントを効率的に処理できるように、シンプルでパーティション化されたスキーマを採用しています。一般的な処理においては、従来の10倍のパフォーマンスを発揮します。
データがPostgreSQLに保存されるため、標準のPostgreSQL APIを通じてレポート作成、統合、外部から解析をする際にもアクセス可能です。
NetCrunch 16では、処理速度の向上、より長期間の保存、分散デプロイメントを可能にした新しいPostgreSQLベースのフローサーバーを追加しました。
Flow Serverはネットワーク上の複数の場所に導入し、NetCrunchプローブを介して接続できるようになりました。これにより、NetCrunchサーバーやコンソールを一元管理(クラウドホスト型を含む)しつつ、フローデータの収集は発生源に近い場所で行うことが可能になります。
新しいフローサーバーは、デフォルトで24時間分のフローデータを保存します。そのため、トラフィックの急増、異常な通信、アプリケーションの利用状況などを分析するための時間を十分に確保できます。さらに、フローサーバー Proライセンスを適用すれば、この保存期間の制限を完全になくすことも可能です。
また、NetCrunch 16ではフローアナライザーも刷新されました。sFlow分析機能の強化、IP2Locationを使用した国別分類、分析対象期間の拡大、そして複数のフローサーバーに対するクエリ実行への対応などが追加されています。
これまでNetCrunchは主にステータスやメトリクスの処理を行っていました。NetCrunch 16では、外部ソースからのより豊富な構造化データ向けに設計された新しいカテゴリ「データオブジェクト」が追加されました。
データオブジェクトは、データパーサースクリプトを使用して、ステータスやメトリクスとともに、返すことができます。ソースデータはファイル、クエリ、スクリプトの出力、センサーの応答、継続的な監視データ、またはその他の外部入力から取得することができます。
データオブジェクトは以下の形で表示されます:
NetCrunchは宣言されたオブジェクトタイプに基づいて自動的に表示形式を選択します。
データオブジェクトはノードステータスウィンドウのセンサービューに表示されるため、カスタムセンサーや外部ソースと統合された結果をノードコンテキストに直接表示可能です。
このモードは、プローブがNetCrunchサーバーと確固な接続を維持しているローカルな環境に推奨されます。NetCrunchは利用可能なプローブ間で自動的に監視を分散させ、プローブがダウンした場合、別のプローブに監視を移動させることができます。
オフラインプローブモードは、サーバーとの接続が一時的に切断される可能性のあるリモートプローブ環境に向け、設計されています。
プローブはローカルで監視を続け、接続が回復した後にデータを複製します。また、NetCrunchは誤通知を減らすためにアラートを慎重に処理します。
プローブは、NetCrunchサーバーのバージョンに同期した自動更新に対応しました。アップデートはインターネット経由でダウンロードするか、サーバーからの配信が可能なため、ネットワークから分離、隔離された環境に適しています。
ノードステータスポリシーでは、ノードのステータスを警告またはダウンへ切り替えるタイミングを定義できます。サービス、センサー、監視パック、その他の監視対象から主要な監視対象を選択できます。
デフォルトのNetCrunchポリシーでは、すべてのネットワークサービスが応答しなくなった時点でノードがダウン状態と判断されます。

NetCrunch 16では、監視対象の値が設定された日数以内にしきい値を超えると予想される際に、アラートを発動できる、予測しきい値タイプを追加しました。
予測は1日に1回計算されるため、有意な予測結果の算出には数日分のデータが必要です。

複合ステータスは、よりシンプルなUI、10種類のオブジェクトタイプのサポート、冗長モード用に新しいしきい値、および重要な設定が実装、拡張されています。ノードステータスにはオブジェクトのステータスを表示する専用ページも用意されました。

NetCrunch 16では、ServiceNowとRootly AIという重要な統合を2つ追加しました。
ServiceNowとの新しい連携により、NetCrunchからServiceNowへの一方向アラート配信が実現しました。この統合は、ServiceNowの以下の運用とNetCrunchのアラートの連携が必要とする組織向けに設計されたものです。
また、NetCrunch 16では、最新のインシデント対応チーム向けに、Rootly AIとの双方向連携に対応しました。NetCrunchは、Rootly AI内でアラートを生成することができ、アラートが解決した場合にはRootly AIとNetCrunchを同期することができます。
これにより、解決済みの関連アラートがNetCrunch内でオープン状態であり続けることがなくなるため、インシデントを外部で管理することができるようになりました。
新しいNetFlowサーバーは、従来のバージョンよりも数倍速く動作します。さらに、PostgreSQLを使用することで、デフォルトの保存期間を24時間に引き上げました。
遠隔地での動作、プローブ経由での接続、複数のフローサーバーとの連携に対応しています。
フローサーバー Proライセンスでは、保存可能期間は利用可能なディスク容量によってのみ制限されます。
フローアナライザーはゼロから再設計されました。複数のフィルターや除外機能に対応し、グループ化されたエレメントを参照するためのサイドバーを備えています。また、トップ通信ペア、トップインターフェース、国別トラフィックを含む15種類の分析項目に対応しています。

フローサーバーはネットワークの複数拠点に設置できるようになり、フローデータをソースにより近い場所で収集・分析できるようになりました。
各フローサーバーはNetCrunchの監視プローブ経由で接続されているため、遠隔地でもローカルでトラフィックを監視でき、NetCrunchサーバーとコンソールは、クラウド上でホストされているものも含め、集中管理することが可能となっています。
フローデータが必要な場合、コンソールは適切なプローブ経由で自動的に接続し、選択したフローサーバーに直接問い合わせを行います。
NetCrunch 16にはマスターパスワード保護とFIPS互換モードを追加されています。
マスターパスワードは、ディスクに保存された暗号化データに使用される暗号鍵の保護にも、保護されたバックアップにも必要です。マスターパスワードが失われた場合、保護されたバックアップは復元できません。
新しい監視認証マネージャーは、カスタムプロフィールを含む認証情報の割り当てを一か所で表示します。
また、認証情報に関連するエラーも検出できるため、誤った監視設定の発見と修正が容易になりました。
NetCrunch 16では、単位変換、値マッピング、デフォルトしきい値など追加カウンタのメタデータの保存が可能となりました。
このメタデータはウィジェットやトレンドビュー、カウンタデータが表示される場所で共有できるため、値がさらに一貫性を持ち、今までよりも読みやすくなります。
NetCrunchは現在、MCPサーバーを通じてAIツールと連携して使用することができます。REST APIを通じて利用できる機能と同等の機能を公開し、さらに約50種類の自動化ツールや、統合シナリオのためのツールも提供しています。
NetCrunch 16はデスクトップコンソールに多要素認証を追加しました。これはパスワードが漏洩しても管理者アクセスを保護するのに役立ちます。
グラフィカルビューのダッシュボードは、ウィジェットの表示時刻範囲をダッシュボード全体で同期できるようになりました。表示時刻範囲が変更されると、互換性のあるチャートや過去のウィジェットが同期されるため、関連メトリクスの比較が容易になりました。
ノード同期機能が有効になると、互換性のあるすべてのウィジェットは選択したノードを参照します。これにより、1つのダッシュボードテンプレートでサーバー、デバイス、アプリケーション、センサーなど多くの類似するオブジェクトに対応できます。
ノード同期されたダッシュボードは、ダッシュボードグループでノードが合致するノードステータスウィンドウにも表示することが可能です。
ユーザーはノードを開くと、すでにそのノードタイプにスコープされたダッシュボードを見ることができます。

NetCrunchでは静的マップ領域をパネル全体の背景として使用したり、静的マップウィジェットで表示したりできます。地図地域は対応する地図プロバイダーから選択でき、ダッシュボードやマップ、その他のグラフィカルビューの地理的キャンバスとして利用できます。
NetCrunchのサブスクリプションに含まれている、ビルトインの限定的な地図アクセス機能を利用したり、GoogleマップやMapTiler用のAPIキーを自分で提供したりできます。これにより、組織は大規模な展開ではシンプルな組み込みアクセスとプロバイダーによる管理を利用することも、またはよりカスタマイズされた地図スタイルを選択できます。
マップの背景を選択すると、地理座標を使ってウィジェットを配置できます。これにより、ノード、サイト、リンク、ステータスインジケーターを実際の位置に基づいて直接マップ上に配置することが可能になります。

テキストや検索ウィジェットは、太字、斜体、リストなどの書式付きコンテンツを表示できるようになりました。
静的マップウィジェットはGoogleマップやMapTilerを使って選択したマップの地域を追加します。両方とも異なるマップスタイルとライトモード・ダークモードをサポートしています。
クロックウィジェットはアナログまたはデジタルモードで日付と時刻を表示できます。複数のタイムゾーンに対応しており、複数の地域をカバーするダッシュボードに便利です。

ビジネスサービスビューは、ネストされた複合ステータスノードから構築されたサービス依存関係をリアルタイムに可視化します。
依存関係が変わると図は自動的に更新されます。また、物理セグメントやルーティングマップに似た自動描画レイアウトを採用しています。

新しい予測しきい値はディスクやメモリの使用量などの値を予測できます。一般的なカウンタにはあらかじめ定義された予測しきい値が含まれ、フォーキャストタブではしきい値までの予測日数と予測品質を示します。

視覚的しきい値は、従来の3つのセグメントモデルに加え、5つのセグメントに対応しています。これにより、通常の緑の領域を中央に置くなど、より柔軟な範囲設定が可能になりました。

NetCrunch 16では、多くのサードパーティによるUIライブラリを最適化された社内開発のコンポーネントに置き換えています。
新しいUIはより高速で、メモリ使用量が少なく、スティッキーグループや高性能なグリッドフィルタリングなどNetCrunch特有の機能を可能にします。
これは、多数のチャートや大規模な表、リアルタイムのステータスビューを表示する場合に特に重要です。
新しいホーム画面では、アラート、監視状況、システム状態、ライセンス、その他の重要な部分をより明確に把握できます。各アイテムをクリックすることで、関連するフィルター済みビューを開くことができます。

新しいグリッドはグループ分け、フィルタリング、複数選択機能が改善されました。グループヘッダーはスクロール中も表示されます。また、長いリストでも閲覧しやすくするために、デフォルトでグループは部分的に拡張されます。
フィルターは現在、タイプや状態別にフィルタリングされたセンサーなど複雑な列を扱います。フィルターリストはアイテム数を表示することで、簡単な統計としても機能します。
複数選択機能は、チェックボックスとグリッド上のアクションドロップダウンを使うことにより、タッチデバイス上において、いままで以上に快適に機能します。
NetCrunch 16のWebコンソールはモバイルモードでも動作します。マップ、ダッシュボード、ズームイン・ズームアウト、フィルタリングやソート可能なモバイル対応の表など、Webコンソール機能のほとんどが、スマートフォンで利用可能となりました。
モバイルコンソールはNetCrunch Connection Cloudという安全なHTTPSリレーサービス経由で接続されます。ヘルプサイドパネルにあるQRコードを使って素早く開くことができます。

新しいヘルプパネルでは、ドキュメント、ブログ記事、モバイルコンソール、その他のNetCrunchリソースへ迅速なアクセスが可能です。
「Ask AI」タブでは、コンソールから直接NetCrunchについて質問できます。回答は、ドキュメント、ブログ記事、ナレッジベースなど、利用可能なNetCrunch内のソースから生成されます。
回答には出典へのリンクが含まれているため、関連する文書や記事を素早く開き、さらなる詳細情報を確認できます。

Windowsビューやトップチャートのパーセンテージ棒グラフには、ツールチップを自動的に重ねて表示するようになりました。
ツールチップでは棒グラフの背後に正確な数値が表示されます。また、パーセント表示がコンパクトに表示されるため、表示を拡大したり別のチャートを開く必要がなく、読みやすくなっています。これは特に、CPU負荷、メモリ使用量、ディスク容量、インターフェース使用率、その他のパーセンテージベースの指標を比較する際の、棒グラフが多用されるリストにおいて有用です。

インターフェースはVLANやスイッチごとにグループ化が可能です。「スイッチ → VLAN」や「VLAN → スイッチ」レイアウトも含まれます。
グループ化されていないビューは、すべてのデバイス間でのグローバルソートも可能にします。
トラフィックチャートにはライブモードが追加され、選択したインターフェースでリアルタイムでトラフィックを観察できます。
タスクビューはオブジェクトの参照や「期限切れタスク」や「マイタスク」などの新しいフィルターで改善されました。これにより、作業項目と監視対象オブジェクトや運用コンテキストを結びつけやすくなります。
新しいフローアナライザータイルにより、トラフィックに関する重要なインサイトをステータスダッシュボード上で直接確認できるようになりました。フローサーバーの健全性、データの鮮度、フローレート、主要なインターフェース・アプリケーション・通信元(Talker)といった情報を一目で把握できるほか、詳細なフローダッシュボードへ直接アクセスすることも可能です。
