NetCrunch は、Windows システムへのリモート接続を使用し、パフォーマンス(SNMP やエージェントは不要)を監視します。Windows で利用可能なパフォーマンスカウンタを取得することで、NetCrunch はOS のパフォーマンスとWindows カウンターをサポートしている他のアプリケーション(SQL、Exchange など)に影響を与える問題の検出に役立ちます。
NetCrunch は、ディスクカウンターを含め、全てのWindows パフォーマンスカウンターをリモートで監視できます。利用可能なカウンターの一覧は、監視対象のシステムやインストールしたアプリケーションに依存します。8つの異なるタイプを使用して、パフォーマンスのしきい値違反によるアラートを設定できます。
@@windows-performance.png Windows サーバーのパフォーマンスビューのサンプル
Windows サービス監視は、Wnidows サーバーにインストールされているアプリケーションの監視にとって重要です。サービスが実行されていない 場合にアラートを発生させることができます。NetCrunch は、ノードステータスウィンドウにリモートサービスの制御を可能なサービスのビューを提供しています。
@@windows-services.png フィルタリングされたWindows サービス
NetCrunch は、リモートでWMI 情報にアクセス可能なツールを搭載しています。このツールは、個別のフリーウェアとしてダウンロード して利用することも可能です。
@@@/wmitools/img/general-info.png WMI ツールの一般情報
NetCrunch は、Windows コンピューターからハードウェアとソフトウェアのインベントリを収集できます。各マシンについて詳細な情報を表示し、インストールしたホットフィックスの一覧も表示します。NetCrunch は、それぞれの監査を比較し、ハードウェアとソフトウェアの変更を表示します。複数ノードのソフトウェアサマリビューが搭載されています。
@@inventory-view.png ノードインベントリウィンドウ
監視しているWindows イベントログエントリやパフォーマンスカウンターによって、多くのWindows アプリケーション/サービスを監視することができます。
NetCrunch は、アプリケーション固有のパフォーマンスデータを提供するプログラム(任意の一般的なプログラミング言語)やスクリプト(javascript、powershell)を用意することで、NC Open Monitor を利用して監視を拡張します。
ファイルセンサーは、ファイルの存在、サイズ、変更を監視することができます。また、ファイル内容の検索、新しいテキストログのエントリの検出に使用し、NetCrunch のアラートに変換できます。
フォルダーセンサーは、新しいファイルの追加やいずれかのファイルの削除のように、指定のフォルダを監視します。
NetCrunch は、WMI を使用して複数のWindows マシンからリモートで収集することができます。
Windows イベントログをNetCrunch アラートに変換するために、単純なアラートフィルターを定義できます。フィルターは、複雑なWQL クエリに自動的に変換されます。
NetCrunch は、Windows サーバー、Windows ワークステーションの両方のため、基本的なパフォーマンスパラメータの収集とアラートの定義を含む自動監視パックを、デフォルトで用意しています。一般的に測定されるパラメータは以下の通りです:CPU、メモリ、ディスク使用率、印刷ジョブ、プロセス、ジョブサービス、ファイルシステム、ネットワーク使用率。
NetCrunch は、SSH プロトコルを使用して、Linux、Mac OS X、BSD のエージェントレス監視をサポートしています。SNMP の使用せずに監視することができます。
カーネル2.4以上のLinux サーバーの正常性を判断するため、パフォーマンスカウンタを監視することができます。以下のLinux ディストリビューションにて監視試験を行っています:Cent OS、RedHat、Fedora、Novell OES、Ubuntu デスクトップとサーバー。
@@linux-processes.png プロセス一覧
NetCrunch は、Mac OS X の監視を提供しています。El Capitan を含む全てのMac OS X バージョンをサポートしています。
NetCrunch は、FreeBSD、OpenBSD、NetBSD サーバーを監視します。
@@tcp-connections.png BSD システム上のTCP 接続の一覧
NetCrunch は、SSH スクリプトのみを使用して、エージェントなしでSolaris を監視できます。スクリプトは、リモートマシンに自動的にアップロードされます。Solaris システムの監視を始めるには、ノードのデバイスタイプをSolaris に設定し、NetCrunch が正しく認識できるようにする必要があります。
デフォルトで用意された監視パック:
NetCrunch は、ESX/i バージョン5.5と6をサポートしています。ESX サーバーに直接接続しますので、vSphere をインストールする必要はありません。NetCrunch は、デバイスタイプがESX に設定されるとすぐにESX を監視するための自動監視パックをデフォルトで用意しています。
NetCrunch は、ゲストシステム(仮想マシン)のパフォーマンスカウンターを監視できます。
NetCrunch は、ESX サーバーから提供されるハードウェアの状態によってアラートをあげることができます。
@@@/adoc/get-res.php?doc=NetCrunch&topic=391496345891&id=ESXStatus.png ESX ハードウェアステータス
NetCrunch は、Apache Web サーバーのパフォーマンスを監視できるセンサーを用意しています。 センサーは、Country、Summary、Virtual Host のようなオブジェクトにグループ化された様々なパフォーマンスメトリックを監視できます。
フォルダーの内容、認証設定、その他の条件を確認します。FTP、SFTP、FTPS 接続をサポートします。
リモートファイルの内容、パラメータの確認や、リモートテキストログファイルのサイズや更新時間、存在などを監視します。センサーは、安全な接続をサポートしています。
NetCrunch は、高度なWeb ページ監視が可能です。Web ブラウザによってWeb ページが開かれた時のように、Javascript を含む動的なWeb ページを読み込み、レンダリングすることができます。また、ログインが必要なページ(標準HTML やカスタムログインフォームをサポート)を確認することも可能です。
このセンサーは、REST 要求の送信が適しているので、単純にHTTP を用いてデータを取得し、応答を確認します。また、応答内容の確認も可能です。GET、HEAD、POST 要求をサポートしています。
NetCrunch は、NetCrunch サーバーと同じセキュリティコンテキストでプログラムとスクリプトを実行するようスケジュールを設定できます。プログラムやスクリプトは標準出力に出力を書き込むことができ、NetCrunch は自動的に取り込むことができます。また、ディスクにデータを保存することができます。 CSV、JSON、XML ファイル形式をサポートしています。
CSV データのサンプル:
object,counter,instance,value
processor,% Utilization,_total,20
memory,private bytes,,23523578
NetCrunch は、単純なJSON またはXML 形式のファイルからデータを読み込むことができます。データは、NetCrunch サーバーにアクセス可能である必要があり、同一サーバー(アプリケーションが定期的にアップロードするなど)またはNetCrunch がアクセス権を持つ他のマシンに配置されることができます。
NetCrunch は、HTTP GET 要求を使用して、Web サーバーまたはアプリケーションからデータを取得するようスケジュールを設定できます。NetCrunch は、Open Monitor 形式でJSON またはXML データを受信できます。
例えば、ページは以下のようにJSON データを返すことができます:
{
"counters": {
"crm.emails-in-1h": 10.2,
"crm.emails-out-1h": 231
}
}
NetCrunch は、HTTP POST 要求を経由してデータを受信することや、GET 要求を使用してurl params で送られることができます。これは、複数のプラットフォームでcUrl オープンソースプロジェクトを使用することができるため、NetCrunch にデータを提供する簡単な方法です。