今日のネットワークは、ファイル転送のためPC を相互に接続するだけでなく、様々なサービスを提供する複雑なシステムです。NetCrunch は、ネットワークサービス(Ping、HTTP、SSH、FTP など)のパフォーマンスと可用性の制御を助けます。また、接続を監視し、レイヤー2セグメントマップのように、多様でグラフィカルなネットワークビューに反映します。
NetCrunch は、バージョン3のトラップを含め、全てのSNMP バージョン をサポートしています。ルーター、スイッチ、プリンター、ファイアウォール、センサー、他のデバイスの監視に、SNMP プロトコルを使用できます。
SNMP を使用することで、帯域幅、ユーザーアクティビティ、ハードウェアの使用率などを監視することができます。NetCrunch は、パフォーマンスカウンタを確認することや、ネットワークデバイスからSNMP トラップ を受信することができます。しきい値を設定することで、ハードウェアの問題などを管理者に通知することができます。収集したデータは、トラブルシューティングと長期分析に使用することができます。
NetCrunch は、SNMPv3 の暗号化された通知を受信できます。受信したトラップは、アトラスに登録されていないノードからであっても、外部イベントウィンドウに表示されます。クリックすることで、アトラスにノードを追加し、アラートを追加できます。
NetCrunch は、独自のMIB コンパイラ でプログラムライブラリに新しいMIB を簡単に追加できます。 Cisco、Nortel、3Com、Alcatel など、3,500 以上のMIB を含むデフォルトで定義済みのMIB ライブラリ を用意しています。
NetCrunch は、サービスの応答を検証するため、接続性や応答パターンを確認することができます。
NetCrunch は、DNS、FTP、HTTP、POP3、SMTP, などを含む、65 種類以上の定義済みTCP/UDP ネットワークサービスの可用性を監視します。
パケットの送信、パケットの受信の数、応答時間、パケット喪失率と受信率によって測定したネットワークサービスのパフォーマンスを監視することができます。
ユーザーは、サービス定義の作成や、既存の定義からポートを変更して複製することができます。サービスは、TCP、UDP、SSL 接続をサポートしています。応答パターンは、テキスト、バイナリデータ、正規表現を使用して定義することができます。
DNS は、ネットワーク上で最も重要なサービスです。そのため、有効性を確認するためのDNS サービスの監視は、監視システムの明白な課題です。しかし、可用性の監視は、サービスの応答と応答時間のみ確認します。
単純な可用性監視に加え、NetCrunch は指定のクエリに対するDNS 応答を確認することで、予期しない(無許可の)DNS の変更の検出を可能にします。
NetCrunch は、ネットワークサービスステータスと他の監視(サーバーの場合)に基づいて、ノードのUP/DOWN ステータスを判定します。ノードがDOWN している場合には、主導サービス のみ監視します。そのため、サービスが応答していない場合はノードはDOWN となり、主導サービスの応答によってUP となります。
@@node-status.png マップ上でノードの状態を表示
NetCrunchは、ネットワークインターフェースと帯域の監視を含め、スイッチとルーターの監視の様々な側面をサポートしています。
@@2node-status-interfaces.png ノードインターフェースの一覧
@@1SegmentWithTrafiic.png セグメントマップ - トラフィック情報の表示
NetCrunch は、Cisco IP SLA オペレーションの監視が可能です。パフォーマンスパラメーターとオペレーションを追跡します。VoIP ジッタと他のプロトコルの監視も可能です。
NetCrunch は、スイッチポート、VLAN、ポートステータス、各ポートに接続したデバイスごとに関する情報が表示されます。
@@2node-status-port-mapping.png ノードステータス - ポートマッピングビュー
NetCrunch は、レイヤー2トポロジーマップのスイッチとノード間の物理的な接続を検出し、表示します。新しいノードが追加された場合や、接続の変更を検出した場合には、物理マップは自動的に更新されます。
@@3segment.png レイヤー2セグメントマップ
NetCrunch は、一般的なプロトコル( IPFix、NetFlow (v5、v9)、sFlow、JFlow、netStream、cFlow、AppFlow、rFlow)を使用して、ネットワークデバイスの範囲からフローデータを処理可能なNetFlow トラフィックサーバーを用意しています。
NetCrunch は、IP アドレスごとの代わりにデバイスごとに適切に計測されるように、監視データベース(ネットワークアトラス)内のフローデータを統合します。
NetCrunch は、様々な基準を使用してトラフィックを解析できます。カスタムアプリケーションの定義を作成できます。また、アプリケーションの監視にCisco NBAR の技術をサポートしています。
@@flow-analytics.png フロー解析
NetCrunch は、サマリトラフィックデータや特定のノードデータのパフォーマンストレンドの収集が可能です。レポートの作成やパラメータのしきい値の設定が可能です。
NetCrunch は、フローダッシュボードでライブトラフィックを表示します。
@@3flows.png フローダッシュボード
NetCrunch は、ノードごとにフロー統計情報を表示します。また、様々なメトリックのしきい値を設定することができます。
@@node-flows.png ノードトラフィックステータス
NetCrunch は、ブラウザがWeb ページを読み取ったときのように、Javascript を含む動的なWeb ページのレンダリングが可能な、高度なWeb Page 監視を行えます。また、ログインが必要なページ(標準HTML、カスタムログインフォーム)の確認も可能です。
センサーは、REST 要求を送信するほうが適しているため、応答内容を含め、単純にHTTP を通じてデータを取得し、応答を確認します。GET、HEAD、POSTの 要求をサポートしています。
リモートファイルの内容、認証パラメータを確認し、リモートテキストログ、ファイルサイズ、変更時間、存在などを監視します。HTTP、HTTPS 接続をサポートしています。
NetCrunch は、分かりやすい形式でデバイスのSNMP データを閲覧することができます。ウィンドウには、様々なデバイスタイプの様々なビューが含まれています。NetCrunch は、カスタムデバイス固有のビューを作成するエディタを用意しています。SNMP ビューでは、SNMP デバイスのデータを変更することも可能です。
@@2snmp-view.png SNMP ビュー
ITools は、Ping、Traceroute、Lookup、接続、スキャン、SNMP といったネットワーク診断ツールのセットのアプリケーションです。Web コンソール経由での利用も可能で、NetCrunch サーバー上でリモートから実行可能です。
@@ip-tools.png NetCrunch ITools