NetCrunch は、選択したアトラスビューの内容に応じて自動的にページを表示します。以前のバージョンのように同じページを表示する代わりに、最も関連性の高いコンテンツを表示するため、NetCrunch は最良のページを選択します。ユーザーは設定を上書きし、対象のビューのデフォルトページとして表示されるページを選択することができます。Ctrl+クリックによって、ページ設定が保存されます。
全ての設定は、アトラストップレベルビューの[設定]ページからアクセス可能です。また、検索機能にて設定項目を見つけることも可能です。
マップの編集機能が大幅に改良されました:
システムごとに、エージェントレス監視の認証情報プロフィールを作成できます。以前のバージョンでは、デフォルトの設定のみ利用可能でした。
物理的セグメントマップは、双方向のネットワークトラフィックを表示します。
新しいダッシュボードでは、各ノードのステータスを表示します。小さなネットワークの監視のために設計されており、ノード数が50台までのビューにて使用できます。
検索対象が拡張されました:ノード、アトラスビュー、プログラムの設定、ドキュメントのトピック、ナレッジベースの記事、ブログの記事
REST API を使用して、監視対象からNetCrunch にデータを送信することができます。ユーザーが簡単にステータスを確認して対応できるよう、ステータス値の送信をサポートしています。
例えば、door=open のステータスを送信することで、NetCrunch 上で視覚化し、変化や値を反映します。
NetCrunch にデータを提供することが簡単になりました。
新しいノードを検出するため、Active Directory ドメインを自動的に再スキャンすることができます。
ユーザーアカウントとアクセス権は再設計されました。コンソールとWeb アクセスは、認証に同じユーザーアカウントを使用します。新しいユーザーとアクセス権管理ウィンドウは、以前のものよりずっと使いやすくなりました。
さらに、様々な設定は自動的にプロフィールおよびデスクトップコンソールとWeb アクセス間で同期します。
新しい[NetCrunch 監査]の監視パックは、NetCrunch コンソールへのユーザーのアクセスとコンソールへのログインの失敗の追跡を可能にします。
新しいウィンドウは、イベントパラメータへの優れた洞察を提供しており、アラートの設定の微調整を柔軟に行うための多くの便利な機能を実装しています。
トレンドビューアは、収集された様々なメトリックのより良い表示のために改良されました。
新しい機能:
新しいSSH リモート監視エンジンと、ディスク関連のメトリックの監視を含むSolaris の監視パックを用意しました。
新しいウィンドウは、改良されたメモの管理を実現します。各メモでは、ユーザーが簡単にコメントすることができ、ラベルと日付を設定できます。メモは削除できませんが、シングルクリックで保管に移動することができます。
バーは改良され、他のタイプと同じ色スキームを使用します。さらに、値の横の小さな三角形は、最新の変化方向を示しています。チャートは、標準的な時間ユニット(秒、ミリ秒)にSNMP tick 単位の変換をサポートします。全てのチャートは、よりよい変更表示のためアニメーションを実行します。
新しいウィンドウは、全ての問題のカテゴリを簡単に表示し、修正することができます。問題の影響を受ける全てのノードを選択して、1クリックで修正できます。
新しいバージョンでは、Grafana 2.6 の安定したバージョンに基づいています。最も重要な機能は、複数のNetCrunch サーバーに接続し、単一の画面上にサマリダッシュボードを作成できることです。
新しい機能
監視の認証の管理は専用のウィンドウに移動し、より簡単になりました。
NetCrunch は、いくつかの外部サービスデスクとメッセージサービスのための統合を提供しています。 NetCrunch が外部チケットをオープンにし、アラートがクローズしたときには自動的にこのチケットをクローズします。外部システムでチケットがクローズされたのち、NetCrunch で自動的にアラートがクローズされるよう、双方向の統合も可能です。 現在のバージョンは、一般的なサービスをサポートしますが、今後のバージョンにてさらに追加される予定です。
統合モジュールには、2つのパートが含まれています:
外部サービスとの通信チャンネルを設定できます。
メッセージのトリガーやチケットの発行アクションに使用されます。以下を利用可能: freshdesk、HipChat、IFTTT、pagerduty、slack、trello、twitter、zendesk
NetCrunch は、SNMPv3 の監視に追加フィールド(コンテキスト)を使用します。SNMPv3 を使用しているCisco スイッチのレイヤー2セグメントを監視できます。
NetCrunch は、SNMP 文字列の状態に基づいてアラートを生成できます:次に等しい、次に等しくない、次を含む、次を含まない、正規表現に一致、変更
新しいバージョンは、Unix 系システムのディスク監視機能を拡張します。特定のシステム上で利用可能なiostats ツール機能に基づいています。
センサーを設定したのち、新しいテストボタンを使用して、設定をテストすることができます。
NetCrunch 9.2では、外部イベントウィンドウに新しいタブが追加されました。任意のアプリケーションからHTTP プロトコルを使用したREST API によって、メッセージを送信することができます。受信したメッセージは、Syslog やSNMP トラップのように、外部イベントウィンドウに表示されます。
自動ポップアップのオフに切り替えることができます。また、タスクの数を表示する青い点で、新しいタスクに気付くことができます。
割り当てられたIP アドレスか、割り当てられていないIP アドレスを持つノード用のビューを作成することができます。
ノードのプロパティは、読みより専用でWeb アクセスからアクセス可能です。
アクセス権の設定によってユーザーがアクセス可能なマップがない場合、アトラスツリーは自動的に折りたたまれます。
MIB オブジェクトの検索をする際、cisco statusのように、複数の文字列を使用できます。
アラート&レポートの設定ウィンドウにおいて、フォルダの名前の変更や新規追加が可能です。
メールの件名または本文に基づいてアラートを発生させます。このセンサーは、単純なテキストパターンまたは正規表現を使用してメールに一致しているかを確認できます。
このセンサーは、メールボックスの認証、アクティビティ、パフォーマンス、サイズを監視できます。メールボックス内で最も古いメールの確認または最後のメッセージを受信したときに、メールボックスが適切に処理されているかを確認できます。
このセンサーは、ファイルを解析し、Windows イベントログやSyslog のようにフィルタリング可能なプロパティのリストに、各エントリに変換します。アラートする方法を細かく制御でき、イベントログに収集されるログエントリの解析を可能にします。
監視問題によってアラートを発生させることができます。例えば、認証に失敗したときなど。
Syslog、SNMP トラップのコードページエンコードを指定できます。
監視とアトラスビューをより細かく制御できる新しいアクション。
ノードのカスタムフィールドを編集できます。この機能は、ダイナミックビューの作成にカスタムフィールドを使用できますので、NetCrunch アラートによって制御されるビューの作成に役立ちます。
アラートが発生した際に、ノードの監視間隔を制御できます。
NetCrunch 9.1 には、外部テキストデータを解析する方法を定義できる解析式が導入されました。正規表現や他のパターンを使用できます。式を解析することで、指定したテキスト(ログの行やファイル)の解析が可能になり、キーと値のペアのリストを出力します。
プロパティのリストに変換される各行の形式を定義でき、特定のパラメータを簡単にフィルタリング、保存、アラートすることができます。これは、処理が可能なフィールドでテキストログを通常のログに変換します。
NetCrunch は、受信したメールからアラートを発生させることができます。簡単にアラートを処理するため、メールを解析し、保存したすべてのデータをイベントパラメータとして保存できます。
保留アラートと相対的な時間表現のダイナミックビューを作成できます。これは、特定の保留問題のノードを含むビューを作成できます。時間表現は、有効期限やメンテナンスの日付を管理するために使用できます。例えば、メンテナンスの日付を設定し、1週間以内にメンテナンスが必要なノードのビューを作成します。
選択した時間範囲内に解決された問題を参照できるイベントログのビューを追加しました。例えば、過去1時間から24時間以内に解決されたすべての問題をすぐに見つけることができます。一方、10分未満で解決されたアラートを見つけることができ、アラートの設定が過敏かどうか確認できます。
新しいエディタは、さらに簡単に使用できるようになり、カスタム形式を作成することが可能です。また、アラートのクローズ時に送信するメッセージをカスタマイズできます。
SSH の監視(Linux、BSD、Mac OS X)に、パスワードまたは公開鍵認証のどちらを使用するか選択できます。
単一ノードで複数のHTTP サーバーが稼働する場合、同じURL で異なるポートの複数のセンサーを追加できます。
ESX データストアメトリックのアラートを設定できます。データストアビューは、ノードステータスウィンドウにて利用できます。
NetCrunch サービスの再起動のスケジュール機能を拡張しました。次回の再起動の予定を確認することもできます。
NetCrunchサーバーは、高いパフォーマンスとメモリの拡張性のため、64ビットアプリケーションになりました。
MIBコンパイラはサーバーコンポーネントの一つであったため、リモートコンソールからアクセスができませんでした。
64ビットプログラムとして、NetCrunchサーバーは「Program Files」フォルダにインストールされます。プログラムデータのパスにはバージョンを示す数字が含まれず、今後NetCrunchは同じデータフォルダを使用する予定です。
NetCrunchはプログラムオブジェクトの状態を表示できる新しいウィジェットが導入されています:
アトラスで監視していないノードを含め、受信したすべてのトラップとSyslogメッセージは外部イベントウィンドウに表示されます。ユーザーは、受信したトラップ、Syslogを利用して、アラートを設定することができます。
もっとも単純な条件は、イベントの条件に合致した際にアラートすることです。バージョン9では、イベントが発生しなかった場合にもアラートできるようになりました。
NetCrunchのアラートの可能性の中で、指定した時間範囲内や指定した時間の経過後(バックアップが完了しない、ハートビートを受信しない)に特定のイベントが発生しない場合に、アラートするよう定義できます。その他の条件は、時間によってアラートの発生を抑制できます。例えば、計画停電では数分後にアラートする必要があります。もし指定された時間内に電力が復旧した場合、アクションは実行されるべきではありません。
複合イベントでは、複数のイベントが指定した時間範囲内に発生した場合、または保留アラートになった場合に、イベントを生成することができます。
例えば、2つの冗長インターフェースがDOWNした場合にアラートするよう定義することができます。
NetCrunchはCisco IP SLAオペレーションを監視し、オペレーションの状態とパフォーマンスパラメータを確認することができます。VoIPジッタなどのプロトコルの監視も行えます。
ノードステータスウィンドウは、デバイス上で定義された全てのオペレーションの状態を表示できます。
時間範囲のスキーマは、監視の時間制限、アラートの時間制限、条件付きアラートなどに多くの場所で使用されています。バージョン9からは、曜日ごとに時間範囲を定義できます。
各アクションは、ノードが所属するアトラスビューまたは指定した時間範囲のみ実行するように制限することができます。
これにより、ノードの場所に応じて異なる通知を送信するよう、柔軟にアラートスクリプトを作成することができます。
GrafCrunch(グラフクランチ)は、オープンソースのパフォーマンス可視化プロジェクトGrafanaのフォークです。ライブパフォーマンスダッシュボードを作成し、NetCrunchで収集した様々なソースからのデータを表示することができます。
インストーラーは自動的にNetCrunchサーバーに接続し、処理します。
NetCrunchは、様々なNetCrunchサーバーのパラメータを監視し、何らかの問題があった場合に管理者に通知できます。プログラムは、コンポーネントがオーバーロードした場合、新しいバージョンが利用可能になった場合、保守契約が終了しようとしている場合などにアラートすることができます。
NetCrunchサーバーが実行したいくつかのタスクがポップアップで表示されます。例えば、ノードの自動検出プロセスからの通知が表示され、ユーザーによるノードの追加の指示を待ちます。
ノード監視の設定は複雑かつ重要なツールです。各設定項目についての案内を追加しました。
レポートのフッターに画像を追加することができます。
リストは通知が送られた時を明確にし、アラートはクローズされるか、アラートが発生したのちいくらかの時間をおいてからリマインダーを送ります。
お気に入りマップはアトラスツリーウィンドウの下からポップアップメニューに移動しました。
受信とSNMPトラップの設定が簡略化されました。
ノードにSNMP監視が行えない場合であっても、トラップを受信することができます。
SNMPv3はグローバル認証プロフィールを定義する必要があります。個々のノードの設定では必要ありません。
NetCrunchは、アトラスで監視していないノードも含め、デフォルトで全てのトラップを受信します。トラップは外部イベントウィンドウに表示され、受信したトラップを簡単にアラートに設定できます。
様々なプログラムコンポーネントが更新されています:
NetCrunch 9では、SSLを介してサービスを監視できます:
また、SSL接続を使用してカスタムサービスを定義することができます。さらに、PINGの確認方法は、より正確な測定のため、システムソフトウェアを使用するように変更されました。