NetCrunch 8.7は、パフォーマンスの改良(1Mフロー/分まで)とsFlow、Cisco NBARを拡張サポートしたフローサーバーモジュールが含まれています。
アプリケーショングループ、アプリケーション、サーバー、IPアドレス、IPネットワークドメインのためのネットワークトラフィックについて詳細な情報を取得できます。
全てのチャートはクリック可能となっており、ネットワークトラフィック構造の詳細な情報を表示します。例えば、インターネットトラフィックのピークをクリックすると、スパイクを引き起こしたトラフィックの種類を参照できます。
NetFlow のアプリケーションの分類は、Cisco NBAR テクノロジー(Network-Based Application Recognition)をサポートするように拡張されています。
HTTP プロトコルを介してファイルを監視できます。存在、サイズ、編集時間を確認でき、さらにファイル内容を検索したり、新しいテキストログエントリの検出に利用することも可能です。
GET、HEAD、POSTのような単純なHTTP リクエストを送信し、応答コードや応答内容のテキストの検索をすることができます。テキスト分析のため正規表現をサポートしているほか、応答時間や応答の長さを測定することも可能です。
監視パックとネットワークサービスのタイルはクリック可能であり、ノードが影響を受けているかについて詳細をポップアップで表示します。
監視に基づくセンサーのためのセンサーサマリはサマリダッシュボードとノードステータスウィンドウにて利用できます。
Syslogのみ、SNMPトラップのみ、Web Page/HTTPイベントなどの8つの事前定義済みイベントログビュー/フィルターを用意しました。
タッチスクリーンを使用してダッシュボード上のタイルのドラッグやズームを簡単にすることができます。
マップにライブパフォーマンスデータを表示できる7種類のデータウィジェットを追加することができます。ステータスウィジェットを使用して、より分かりやすいステータステキストとアイコンに数値を変換することができます。
使用可能なウィジェット:値とテキスト、状態の点灯、バー、アイコンとテキスト、バッテリーバー、円形ゲージ、ゲージ
アドミニストレーションコンソールでは、アトラスビューとページ(マップ、サマリ、トップチャート)をフルスクリーンで自動的に切り替えるよう設定できます。
コンソールはマルチスクリーンとシナリオの切り替えをサポートしています。一方の画面で作業をしながら、もう一方の画面で自動スクリーンを表示することができます。
新しいテキストセンサーは、メールの件名、送信者フィールドに基づいてアラートを発生させることができます。
Eメールの内容をアラート発生条件のパラメータとして追加することができます。
センサーは、メールボックスのEメールの数とメールボックスEメールの合計サイズを監視することができます。
NetCrunch 8.5 は、NetAppの正常性を確認するためのレポートとアラートが定義された監視パックを提供しています。
NetCrunch 8.5 には350以上の変更や修正が含まれています。
新しいアクションはNetCrunch のアラートに応じてRESTリクエスト(POST)を送信することができます。これは外部のクラウドサービスとの容易な統合を可能にします。
新しいサマリダッシュボードは同じ画面スペースを使用してより多くの情報を表示します。ダッシュボードは画面の解像度にあわせてズームすることが可能です。
新しいダッシュボードセクションには以下が含まれます:
保留アラート
全てのパフォーマンスパラメーターはグループ化され、ナビゲートしやすいビューに表示されます。しきい値を超えたパラメータを簡単にみつけることができます。
新しいチャートはレイアウトが改良され、スクロールなしで最大10エレメントまで表示することができます。画面の解像度にあわせてズームすることが可能です。
新しい定義済みチャート:
レイヤ2の監視は、新しく最適化されたSNMPエンジンにアップグレードされ、以前のバージョンに比べ5倍の速さになりました。この改良は、多数のポートを有するスイッチにとって重要です。
新しいメールボックスセンサーはメールボックスの機能(SMTP/POP3/IMAP)の確認により、メールサーバーの監視が可能です。センサーはEメールを送信し、サーバーが正常にメールを受信した場合は確認を受け取ります。
バージョン8.4からSNMPv3 監視のパフォーマンスを10倍に改良しました。
さらに、NetCrunch がデフォルトで使用するSNMP プロトコルはSNMPv2 になりました。可能な場合、ネットワークに占める帯域を抑えるため、プログラムはbulk SNMP request を使用します。
WMI ツールプログラムを更新し、簡略化しました。リモートからWMI データにアクセスする機能を提供し、WQL クエリを使用して独自のビューを構築しました。
ファイルセンサーはファイルの存在、サイズ、修正時間を監視することができます。また、ファイル内容の検索、新しいログのエントリの検出ができます。
新しいフォルダセンサーは、特定のフォルダにて新しいファイルの追加、何らかのファイルの削除を監視できます。
バージョン8.4ではWindows (SMB)、FTP、SFTP、FTPS プロトコルを使用してファイルとフォルダを確認できます。
NetCrunch 8には、一般的なアプリケーションやデバイスの監視設定を含む100以上の監視パックが付属しています。
NetCrunch に内臓しているMIBデータベースには、約300,000のSNMPオブジェクトが含まれています。データベースの検索の改良を行い、NetCrunch 8 ではMIB ツリーにブックマークを作成することができます。また、複数のSNMP カウンターの追加も改良されました。
オブジェクトとアプリケーションをサポートするために、OSのサービスを越えて監視を拡張しました。監視はファイル、クエリ、Webページなどを対象とします。
バージョン8.4では、異なるログインスキームの処理のためサポートを拡張しています。(標準HTTP 認証とカスタムスクリプトのサポート)
Apache Webサーバー監視のためのセンサーです。
ユーザーがさまざまなDNS クエリの結果をチェックすることができるセンサーです。これは、サーバーがクエリに不適切に応答した場合や応答しなかった場合にアラートを出すことができます。
JavaScript によって動的なページを監視する高度なセンサーです。これは、Web ブラウザのように全てのページのリソースを読み込み、読み込みエラーと読み込み時間のアラートを出すことができます。分析には、JavaScript の実行や内容とテキストの変更の確認が含まれます。
NetCrunch 8 は、パフォーマンスデータに浮動小数点数をサポートしています。CPU 使用率と帯域幅は高い浮動小数点制度で追跡し、算出されます。
NetCrunch 8 は暗号化されたSNMPv3 トラップ(TRAP もしくはINFORM パケット)を受信することができます。SNMP プロフィールには通知プロフィールが追加されました。NetCrunch はSNMPv3 トラップを転送することもできます。
NetCrunch の能力は、監視対象とNetCrunch が稼働しているハードウェアに依存します。NetCrunch 8 では、NetCrunch サーバーの状態を示す新しいダッシュボードを導入しました。これは、プログラムが過負荷になった場合を確認するために役立ちます。また、NetCrunch コンポーネント(バックアップ、センサーエンジン、レポートエンジン、NetFlow サーバーなどによって書かれたログへのリンクを表示しています。
外部アラート(Syslog、SNMPトラップ、Windowsイベントログ)は、定義されたアラートにクローズイベントを追加することで、簡単に関連付けることができます。
全ての内部アラートは、デフォルトで互いに関係付けられています。NetCrunchはアラートの発生と終了(クローズ)したときを把握しています。
バージョン8は、アラートがクローズされたときにアクションを実行することにより、アラートアクションを簡略化します。
さらに、プログラムが関連付けられたイベントを受信したとき、自動的にアラートをクローズし、解決済みとしてステータスを変更します。
NetCrunch 8は、パフォーマンスカウンター(Open Monitorを含む)に使用可能な新しいトリガーが追加されました。
このトリガーは、1週間分のデータを収集したのちに動作します。プログラムによって計算されたベースライン(百分率もしくは値による)から統計上のしきい値を設定することができます。
トリガーは、値に許可された(または禁止された)範囲を取り付けられ、2つの別のしきい値を設定するよりもはるかに簡単です。トリガーは、値が範囲外に分類された時にリセットされます。
NetCrunch 8 では、ユーザーがサンプル数から算出した平均値に対してしきい値を設定することができます。データの監視は異なるノードによって変化することができ、複数のノードのためにアラートを設定するための便利な方法です。
ノード構成は再設計されました。以前のバージョンと異なり、現在のウィンドウには4つのタブがあり、同じ場所でセンサーとサービスの監視設定とアラートを設定することができます。NetCrunchの構築はより早く、簡単になりました。
NetCrunch 8 はLinux、BSD、Mac OS X の最新バージョンをサポートしており、ノードステータスウィンドウに新しいビューが追加されました。以下の表示ができます:Processes, Opened Files, TCP Connections, Unix Sockets.
新しいドロップダウンウィンドウは指定した時間範囲のアラートの明確なサマリを提示します。ウィンドウはユーザーが選択し、カスタムイベントログビューを管理することもできます。
デスクトップ通知ウィンドウは再設計され、改良されました。
多くの監視パックをサポートするため、新しいウィンドウによってインターフェースを更新しました。新しいウィンドウは監視パックのインポート、エクスポートが可能です。
検索オプションは複数のウィンドウに追加され、監視パック、カウンター、アクション、イベント、ノードの検索が容易になりました。
アラートの相関性のトラッキングとアラートを自動クリアに加え、改良したイベントログデータベースは関連した(オープン)アラートのみを表示します。データベースのパフォーマンスもまた改良されました。新しいイベントの書き込みは、以前のバージョンよりも10倍速くなりました。
NetCrunch 8では1,500のMIBモジュール追加され、MIBファイルのソースが合計約1GB(13,000)になりました。
ユーザーインターフェースは更新されました。NetCrunch はレジストリの設定を含むサーバー構成のバックアップ行うことができます。
NetCrunch 8 のアイコンセットは、監視対象のデバイスの増加にあわせて更新されました。