Background

NetCrunch・プラットフォーム

SNMPと主要となる監視機能

SNMPはUDPをベースにした非常に容量の小さいプロトコルであり、シンプルであることから何処でも誰からも使われています。NetCrunchの中心機能である監視はネットワークサービス(PING、HTTP、DNS、DHCP、FTPなど)のレスポンスを調査し、接続性を監視することにあります。NetCrunchでは、70以上のネットワーク・プロトコルをサポートし、SNMPのすべてのバージョン(v1,、v2c、v3)に対応しております。

モジュールはNetCrunchのパーツにあたります。

@Service Status

評価版のダウンロードはここから

一般的に受身的な監視は、DNS, HTTP, DHCP, RADIUSなど重要なサービスの応答時間や可用性を調査することから始まります。 対して、NetCunchでは該当サービスポートの死活監視や接続性だけでなくより深い監視を行います。NetCurnchでは該当サービスが正しく作動しているかを確認するためにサービスの応答内容を検証します。

SNMPプロトコルは、多様なデバイスの状態とパフォーマンスデータを監視する上で必須なプロトコルです。SNMP自体は30年前のものであるにも関わらず監視の分野では欠くことのできない技術です。特にエージェント側での実装が軽量で簡単であるため、Switch、Printer、UPS、Firewallなど多くのデバイスで実装されています。

  • 主なメリット

    1. 追加設定不要で70以上のプロトコルをサポート
    2. 正規表現を使った独自のプロトコルチェックを定義可能
    3. SNMPおよびSNMP Trapの全バージョン、SNMP通知(SNMP Notifications)v3、SNMP情報メッセージ(SNMP Info messages)v3 を完全サポート
    4. MIBコンパイラ
    5. 460以上のベンダからの8700を超えるコンパイル済みMIBファイルを実装 6.SNMPブラウザと診断ツール
    6. エディタを備えたSNMP表示技術でどんなSNMPデバイスの場合でも使いやすい表示方法により設定可能
    7. 60以上の監視パック-様々なデバイスを追加設定必要なしにすぐ監視できます
    8. データベース機能、アラート、レポート、高性能なしきい値ロジックなどを備えた、機能豊富で完全な監視プラットフォーム上に構築されています
    9. SNMPプロフィールを利用し認証設定を容易に管理可能
  • MIBコンパイラおよびMIBデータベース

    NetCrunchには、Cisco, Nortel, 3Com, Alcatelを含め数百ものベンダのコンパイル済みのMIBとして8700以上のMIB情報が実装されています。

    @MIB Compiler

    ベンダ毎のモジュール化によりグループ分けされています。Ciscoグループの場合、1000を超える大量のコンパイル済みモジュールが実装されてことが確認いだけます。

    @MIB Groups

  • デバイスのSNMPビュー機能

    @SNMP Views

    SNMPプロトコルは、変数、表と基本的なオペレーションのみを使用します。多くの場合、SNMPの表も別の表を参照してデータを検索する必要があるため情報を読み取るのは簡単なことではありません。

    NetCrunchに実装されているSNMPビュー機能は、ユーザーが理解しやすいすっきりとした形でデータを表示します。さらに、SNMP値を変更できるため、SNMP対応デバイスのUIを作成することも可能です。

    NetCrunchはSwitchやRouterやサーバーなどの一般的なデバイスに対し追加定義なしで使用できる多くのビュー定義があらかじめ用意されています。この機能ではデバイスタイプにより自動認識され、デバデバイスに対して正確に表示できるように表示をカスタマイズすることも可能です。

  • SNMP監視

    ノード設定の管理は非常に簡単です。[ノードの設定]を選択し表示された画面から、カスタマイズSNMP TrapInterfaceの各アイコンを選択表示された項目に監視に必要な要素(監視条件など)を追加するだけでいいのです。

    SNMP設定を管理する上で一番簡単な方法は監視パックをお使いいただくことです。

    @Adding SNMP Monitoring Packs

    SNMP変数の監視

    SNMPモニターを有効にし、プロファイルおよびポート設定を行うだけで、特定のノードのSNMPを監視いただけます。ポート設定をしなければデフォルトで定義されているポートが使われます。

    NetCrunchに実装されている多くのしきい値をご利用いただくことで、SNMPで取得した数値を元にアラートイベント定義を容易に設定することができます。やり方は非常に簡単です。[ノードの設定]画面のカスタマイズアイコンをクリックし、<新しいSNMPフォーマンスカウンタのイベント>を追加するだけです。

    イベント・トリガーについてはこちらをご参照ください。

    またSNMP変数をパフォーマンス・カウンターとして選択使用することが可能です。OIDはMIBライブラリから検索するか、すでに確認ずみのOIDあればそれをお使いいただくことができます。

    変数の値によりアラートを設定

    対象デバイスのSNMPエージェントが返送する変数(テキスト)で記述された値を監視することもできます。<新しいSNMP変数のイベント>からアラートのタイプを選択ください。

    アラート・アクションとSNMP送信方法

    NetCrunchではアラートアクションとしてSNMP変数設定(SNMP Set)を実行することも可能です。さらに受信したSNMP Trapを別のSNMPマネージャーに転送することが可能なことから、対象デバイスのコンフィグ設定などが簡単になります。

  • SNMP Trapの受信とログデータの取得

    NetCrunchは、アトラスに登録されていないノードからもSNMP Trapを受信します。SNMP TrapをNetCrunchに送付するようにデバイス側で設定するだけでいいのです。

    @Receive SNMNP Traps

    SNMP Trap受信によるアラート設定

    外部イベントタブ画面に表示された受信済みSNMP Trapからイベントをアラート設定するのは簡単な操作により可能です。SNMP Trapの送信元のノーどがNetCrunch上のアトラスに登録されていない場合まず新規のノードとして作成します。その後受信済みSNMP TrapのOIDを使ってアラート定義を作成するだけです。またSNMP Trapの変数をフィルター条件にすることで、より複雑なアラート設定を行っていただくことも可能です。

    SNMPv3 通知(Notifications)

    SNMPv3では、それまでのSNMPバージョンとは異なる通知方法を採用しています。パスワードと有効な暗号化技術を使って解読が必要になります。そのためにまずは、正しい認証プロファイルを定義する必要があります。

    詳細については、SNMPv3通知(Notification)をご参照ください。

  • Switchの監視とポートマッピング

    Switchはネットワークの重要な要素であるため、そのパフォーマンスを監視することが必要です。Switchのインターフェイスを監視することにより、帯域の監視が可能になります。

    @Switch SNMP Monitoring Settings

    上の図では、Switchに監視パックが自動的に追加されていることを示しています。

    インターフェイス監視

    ポリシー設定によりインターフェイス監視を管理できます。デフォルトでは、NetCrunchは全てのアクティブなインターフェイスを監視します。ポリシー設定を変更することで、ご利用ニーズに合わせた特定のインターフェイスのみを監視することもなども可能になります。

    @Interface Monitoring Policy

    トラフィック情報

    NetCunchは全てのインターフェイスのトラフィックを表示します。

    @Switch Interfaces

    ポートマッピング

    @Port Mapping


    さらに、NetCrunchは、レイヤー2トポロジーマッピングを提供します。

  • Cisco IPSLA動作の監視

    NetCrunchでは、Cisco IPSLA動作の監視が可能です。Ciscoデバイス上で定義されている動作を選択するだけです。また、プロトコルのタイプごとにグループ化も可能。ステータスやメトリクスのアラート設定も簡単です。

    詳細な情報はCisco IPSLAオペレーションをご参照ください。

    @Cisco IPSLA Operation Status

  • プリンターの監視

    NetCrunchでは、プリンター監視の方法を2つご用意しています。どちらもSNMPプロトコルを使用してうるため、お使いのプリンターがPrinter MIBv2をサポートしている必要があります。

    汎用的なCMYKプリンター監視パック

    トナーやインクカートリッジの状態を監視できます。

    プリンターセンサー監視

    供給レベルをチェックするだけでなく、他の多く事象の監視が可能です。NetCrunchのセンサー監視はプリンターのステータスを監視し、プリンターが発するアラームも監視できます。

  • 診断ツール

    NetCrunchにはiToolネットワーク診断ツールも同胞されています。これはMIBブラウザとSNMP情報ビューの2つのSNMP診断用ツールが含まれています。これらの同胞されたツールでは、SNMPプロNetCunch上で定義されたプロフィールを使用できます。

    @SNMP Browser

    SNMPv3をサポートするSNMP scannerを含む無償のNetCrunchツールも各種ご提供しています。

    @NetCrunch Tools SNMP Scanner

SNMPデバイスのタイプ

SNMPデバイスのタイプには、Switch、ブリッジ、Router、アクセスサーバー、ホストコンピュータ、サーバー、UPS、プリンター、さらにSNMPゲートウェイでコントロールできる自動機器も含まれます。これらは、SNMPネットワークの一部であり、SNMPを介して様々なサービスのステータスに関する関連情報を送信してくれるのです。

NetCrunchはベンダに依存しません。

御社のネットワークを構成するネットワーク機器を1社のもので統一するのは難しいことです。NetCrunchは、Cisco、HP、 Huawei、Juniper、Dell、Alcatel、Aristaを含むその他多くベンダーの機器に対する監視をサポートしています。

NetCrunchは460以上のハードウエアベンダをサポートしています。NetCrunchではそれらのMIBがあらかじめ内包されているため、多くの場合新たなMIB定義を用意する必要はありません。


詳細については、ドキュメンテーションの中のSNMPデバイス監視をご参照ください。

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